スポーツの秋

秋です。スポーツの秋です。
ここ最近、私がハマっているスポーツといえば、フェンシング！
細長い剣で白い服を着てマスクをつけて戦うあれです。

東京オリンピック2020でのエペ団体金メダルなどの活躍を覚えている方も多いのではないでしょうか。オリンピックでの盛り上がりを観た長男がフェンシングをやりたいと言い始めまして、
「野球やサッカーと違って、そんなもん習える所なんて・・・・ある！」
墨田区内に二つもフェンシングクラブがありました。とりあえず家から近い方のクラブに申し込み、息子を通わせ始めました。

生まれてからフェンシングにはほとんど縁がなく、親子とも知識0からのスタート。プラスチックの剣から始まり、鉄の剣になり、毎週色々な技をコーチから仕入れてきて、私に教えてくれます。息子の上達に合わせて、こちらの知識も増えていくと、これが実におもしろい。ボクシングでいうジャブの刺し合いが凝縮されたようなもので、先に突けばポイントになる緊張感がたまりません。動画でみる上級者の鮮やかな剣さばきや高度な駆け引きの一端が見えてくると感心させられます。

ここでフェンシングを少し紹介させていただくと、
まず、種目が3つあります。「突き」「斬り」どれを有効とするか、体のどこに当たったのを有効にするかなどの違いがあります。

エペ（Épée）：突きのみ。全身（〇マスク、〇手、〇足）が有効面。
フルーレ（Foil）：突きのみ。胴体のみ有効面（✖マスク、✖腕、✖脚）。
サーブル（Sabre）：突き・斬り。上半身（〇マスク）が有効面（手首から先は✖）。

エペは比較的シンプルなルールですが、フルーレとサーブルは優先権というルールがあります。各種目で剣の断面や太さが異なります。試合のコートはピストと言い14mで、3種目共通です。

先日の世界選手権ではフルーレ男子団体金メダルやアジア選手権で国別1位になるなど、メディアで取り上げられることも増えてきています。気軽に始めることは難しいですが、観るスポーツとして面白いので、ぜひ一度ご覧アレallez！
（「用意、始め！」の合図がフランス語で ”プレprêt アレallez” なんです。）